2021年世界競争力ランキング1位はスイス、中国16位、韓国23位…日本は?

  •  スイスの国際経営開発研究所(IMD)が発表した世界競争力ランキングで、韓国が2年連続で23位をキープした。

     企画財政部(省に相当)は、国際経営開発研究所傘下の世界競争力センター(WCC)が発行した「2021年IMD世界競争力年鑑」において、韓国が全64カ国・地域のうち23位にランクインしたと発表。これは、歴代最高順位の22位に近い水準だ。

     韓国は2011年から2013年にかけて22位となり最も高い順位を記録した後、2014年に26位、2015年に25位、2016年・2017年は29位、2018年は27位、2019年は28位だった。そして昨年から2年連続で23位にランクインした。
  •  30-50クラブ(一人当たり所得が3万ドル以上・人口5000万人以上)7カ国の中では米国(10位)、ドイツ(15位)、英国(18位)に続いて4番目で、フランス(29位)、日本(31位)、イタリア(41位)より上位だった。

     韓国は四つの分野のうち「経済成果」と「企業の効率性」分野で順位が上昇したが、「政府の効率性」と「インフラ」は順位が下がった。

     一方、1位はスイスで昨年(3位)より2ランクアップした。昨年1位だったシンガポールは5位にダウンした。カナダは8位から14位に順位を下げ、トップ10圏外となったほか、台湾は11位から8位になり、唯一トップ10に新たにランクインした。2位はスウェーデン、3位はデンマーク、4位はオランダだった。

     米国は昨年の順位(10位)をキープしたが、2019年(3位)に比べると大幅に下がっている。新型コロナウイルス感染症による雇用減少などが悪影響を及ぼしたものとみられる。中国はコロナ禍においても国際貿易や雇用が改善するなど、景気回復が早いことに後押しされ、全体順位が20位から16位へと4ランクアップした。
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