悪口も出るほど反応さまざま…金軟景がモデルの食パン3枚で1800ウォン

  •  SPC三立が人気女子バレーボール選手の金軟景(キム・ヨンギョン)をイメージキャラクターに起用して発売した新商品「食パン姉さん」がコンビニエンスストアで相次ぎ品薄状態となり、人気を集めている。消費者たちは、金額の面でやや残念だという意見、少量包装なので一人世帯にピッタリという意見など、さまざまな反応を示している。

     オンライン・コミュニティやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などには9月16日現在、SPC三立が同月9日に売り出した「食パン姉さん」を購入した人々が相次いでレビューを投稿している。消費者たちは「どのコンビニエンスストアに行ってもなかった」「三日目にようやく購入できた」「商品棚に並ぶとすぐに売り切れてしまうらしい」など、ようやく購入に成功したというコメントを書き込み、「食パン姉さん」の人気を伝えた。
  •  これに先立ち、SPC三立は「食パン姉さん」に熱湯を加えて生地をこねる湯種法を用い、しっとりしていてもちもちした食感に仕上げている、と紹介した。価格は1800ウォン(約170円)で、食パン3枚(120グラム)と金軟景の写真シールで構成されている。

     ところが、消費者たちの反応は食い違っている。否定的なレビューの中には、「スーパーパン(スーパーやコンビニエンスストアで打っているバン)」にしては金額が高いという意見が多い。インターネットユーザーたちは「ベーカリーのパンの金額と同じくらい」と主張している。あるインターネットユーザーは、SPCのベーカリーチェーン「PARIS BAGUETTE」でミルク食パン(440グラム)を2800ウォン(約260円)水準で販売している点と比較すると、さらに高いと指摘している。両方の食パンの1グラム当たりの金額を比べると、「食パン姉さん」の方が2倍以上高い。

     商品にジャムなど別途添加物がなく、残念だという意見もかなりある。あるインターネットユーザーは「あの金額なので当然、ピーナッツバターサンドくらいを想像していたのに、本当に食パン3枚だけだなんて」とした上で「最初は不良商品かと思った」と主張した。また別のインターネットユーザーたちも「ジャムでも塗ってあるのかと思った」「袋を開けるやいなや悪口を連発してしまう」など、残念な気持ちをあらわにした。

     一方、肯定的なレビューもある。少量包装なので一人世帯にピッタリだとか、湯種パンなので高くても仕方がない、という意見などだ。あるインターネット・カフェにレビューを投稿したインターネットユーザーは「パンがやわらかくて弾力があった」とした上で「食パンを3枚だけ購入することができるので、コンビニエンスストアをよく利用する一人世帯にピッタリだ」とコメントした。インターネットユーザーたちは「もともと湯種パンは高い」「そもそも食パンなのにどうしてジャムをほしがるのか」といった反応を示している。

     インターネットユーザーたちから金額に対する不満が相次いだが、「食パン姉さん」はコンビニエンスストアで販売されている少量包装の食パンの金額と比較すると、むしろ安い方だった。業界によると、GS25で販売しているA食パンの金額は2枚で1500ウォン(約140円)、セブン-イレブンで販売しているB食パンの金額は1800ウォンだという。

     ただし、消費者たちの間では、パンに添えられていたシールが紙製なのが不満だという共通の反応が見られた。ポケットモンスターパン、ペンス(EBSの人気キャラクター)パンなどに含まれていた、何度もはったりはがしたりできるシールとは異なり、「食パン姉さん」のシールは紙でできている一般的なシールだった。インターネットユーザーたちは「パソコンにびっちりはっていたポケモンシールの材質とは異なり、一度はったらはがせない紙製のシール」「当然、何度もはったりはがしたりできるシールだと思っていたのにショック」「どうして何度もはったりはがしたりできるシールにしなかったんだろう」といった反応を示している。

    キム・ジャア記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
グルメの最新ニュース