韓国外食業界、新メニュー発売および売り場拡大でオフラインの顧客確保に拍車

  •  段階的日常回復方案、いわゆる「ウィズコロナ」が施行され、食堂やカフェなどでは時間制限がなくなり、私的な集まりも首都圏の場合、10人まで可能になった。これを受け、外食業界では店を訪れる客が増えるものと見て、新メニューを発売したり、売り場をオープンするなど、本格的な顧客取り込みに乗り出している。
  • ▲ユクスダン
    ▲ ▲ユクスダン
     クッパ専門ブランド「ユクスダン」は、旬の食材を活用した「統営カプサアオノリカキクッパ」と大衆的なメニュー「土鍋プルコギ(韓国風すき焼き)」を売り出し、顧客の確保に乗り出した。「統営カプサアオノリカキクッパ」は秋から冬にかけて旬を迎える統営産のカキと、高たんぱくで鉄分、カルシウムが含まれており、海のスタミナ食と言われるカプサアオノリを活用したメニューで、「土鍋プルコギ」は少し甘みのあるプルコギに春雨を加えた、食べ応えのある食事メニューだ。

     軽食フランチャイズ「スクールフード」は、秋を迎え、新メニュー2品を売り出した。今回発売されたメニューは、慶尚北道義城産のニンニクをたっぷり使った「義城ニンニクトッポッキ(餅の唐辛子みそ炒め)」と香ばしさが特徴の「中華風チャプチェ(春雨炒め)ご飯」だ。「義城ニンニクトッポッキ」は太い春雨と野菜を淡泊な卵チャーハンと一緒に楽しめるメニューで、手軽で食べ応えのある食事メニューとしてピッタリだ。
  • ▲サブウェイ
    ▲ ▲サブウェイ
     ファストフードチェーン「サブウェイ」は冬を迎えるに当たり、3倍濃厚でたっぷりのチーズの味を感じることができる「ウルトラチーズ」3品を期間限定スペシャルメニューとして売り出した。ウルトラチーズは、基本的なサンドイッチに比べ3倍の量のチーズをトッピングしたメニューだ。オーブンで焼いてとけたチーズがたぷりのっており、目と口で楽しめる。メニューは「ウルトラチーズステーキ&チーズ」「ウルトラチーズプルドポーク」「ウルトラチーズB.L.T.」の3品だ。

     オーブンで焼いたチキンが売りのクムネチキンは、ダンス・サバイバル番組『Street Woman Fighter(ストリート・ウーマン・ファイター)』(Mnet)で紹介された「クムネ唐辛子カリッとチキン+クムネシュリンプシカゴディープディッシュピザ」を「クムネ・ス・ウ・ファ・セット」として売り出した。クムネチキンは、各ダンスクルーが『Street Woman Fighter』であふれるエネルギーと個性を見せ、活躍した姿が、同ブランドが持つ健康的なイメージと合うことから、セットメニューを開発したという。今回の「クムネ・ス・ウ・ファ・セット」は、クムネ唐辛子カリッとチキンとクムネシュリンプシカゴディープディッシュピザで構成されている。

     ファストフードチェーン「マムズタッチ」の場合、「ガーデン駅三店」をオープンし、オフライン売り場の拡大に乗り出す。ガーデン駅三店では、午前にはマムズモーニング3種、チキンチャウダースープ、サラダ2種などの朝食専用メニューを、ランチと夜メニューにはマムズタッチバーガーやチキンを基本とし、ダブルチーズビーフバーガー、シグニチャービーフバーガーなど、自家製ビーフバーガー2種を追加で提供する。

    ソ・ミヨン記者
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