『イカゲーム』ブームでブラックフードが人気、関連マーケティングが熱い

  •  Netflixオリジナルシリーズ『イカゲーム』ブームを受け、世界的に関連商品のマーケティングに熱い視線が注がれている。

     データ分析プラットフォーム「アイテムスカウト」は『イカゲーム』が配信された後、およそ3週間(9月19日-10月9日)にわたり、韓国国内のeコマース・データを分析した結果、『イカゲーム』を検索キーワードに活用した商品数は7万2000件以上で、関連業界ではイカに関連した商品が十分に恩恵を享受していることが分かった。
  •  プレミアム軽食フランチャイズ「スクールフード」は、イカスミを使った「スパニッシュ・イカスミ・マリ」の売り上げが昨年9月に比べ22%アップした。なお、「スパニッシュ・イカスミ・マリ」に使用されるイカスミはスペイン産の高級イカスミだ。
  •  イカを使った新商品の発売も続いている。ジェネシスBBQが売り出した「カモク(ムル)チキン」は、消費者たちに好まれるもも肉にイカスミを使った衣をまぶし、オリーブオイルでサクッと揚げた商品で、風味たっぷりでコクのある味わいが特徴だ。また、済州産のミカンチップや百年草ソースを加えており、さわやかさが感じられる。
  •  ロッテリアは『イカゲーム』をモチーフに企画した「ブラックイカバーガー」を限定販売し、消費者たちの視線を集めた。この商品は過去に販売されたイカバーガーを、イカスミを使った黒いイカのパテ、赤く強烈な辛いガーリックソースでアップグレードしたもので、パテの重量を既存のものに比べおよそ20%増量し、一段とボリューム感を楽しめる。
  •  特に、「われわれはカンブ(相棒)じゃないか」という『イカゲーム』の中のセリフの恩恵を受けているカンブチキンは、ミシュラン三つ星レストラン出身のシェフと開発した「イカチキン」を売り出し、人気を集めている。今回の新商品は、さいころ型のイカ、ハラペーニョ、青陽唐辛子、トウモロコシが入った生地を使った骨なしチキンで、青陽唐辛子特有のすっきりした辛さが特徴だ。さらに、トウモロコシとレモンオニオンソースがポイントになっており、辛さを中和してくれる。

     業界関係者は「全世界的に『イカゲーム』の人気が高いだけに、イカを活用した商品が相次ぎ消費者たちの関心を集めている」とした上で「『イカゲーム』のおかげでさまざまな企業が売り上げに肯定的な影響を受けているだけに、ちょっとだけ関心を得るのにとどまらず、味で長く愛される商品の開発のため努力しなければならない」とコメントした。
キム・ギョンヒ記者
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