「2021グローバル・メイヤーズ・チャレンジ」、大邱の挑戦!

  •  ブルームバーグ慈善財団は、都市の革新を促進するために2013年からメイヤーズ・チャレンジを開催している。今年のチャレンジは、新型コロナウイルス感染症の大流行という前代未聞の災難を克服するための都市の革新政策がテーマで、99カ国・地域から631都市が挑戦状をたたきつけ、歴代最大規模を誇る。

     大邱市はメイヤーズ・チャレンジに「Re-Permissioning the City-都市を許可せよ」プロジェクトを提案した。市内の低利用、未活用の屋内外公共スペースを市民たちの活動スペースとして使用することができるよう結びつけるスマート許可プラットフォームをつくり、市民らのさまざまな活動を促進し、落ち込んでいる都市の移動性や活力を取り戻す、というのがソリューションの核心だ。
  •  市民たちはリパーミッション・プラットフォームを通じて、さまざまなスペースに対する情報を自ら確認し、自分の使用目的に合うスペースを申請することができ、チャットボットの案内を通じて申請と許可がリアルタイムで行われる。また、各スペースにはIoTセンサーが設置され、スペースの所有者にスペースの騒音レベル、群衆の規模、訪問者数などのようなデータを提供し、各スペースごとに利用規則や順守事項などを決定し、改善するのを支援する。

     大邱市には、一次的に最近急増している廃遊休スペースを買い入れ、活用することによって、廃遊休スペース問題の解決と都市の活力増進という二つの目標を同時に達成する、という抱負がある。

     市内の公共スペースを市民たちのためのスペースとして返し、市民たちのさまざまな活動を促進させようという野心的な計画を持っている大邱のチャレンジに、英国ロンドン、カナダ・モントリオールなど別の参加都市の研究者たちも強い関心を示している。

     大邱市の今回の挑戦の結果はまだ発表されていない。しかし、市内のスペースについて体系的に調査し、公共スペースの許可と活用方式を市民中心に新たに定義する今回のプロジェクトは、挑戦の結果とは関係なく、大きな意味を持つものとみられ、そうした観点で見ると、大邱の挑戦は誰にとっても非常に興味深いと言えるだろう。
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