韓国のMZ世代のブランド志向…所有する代わりにレンタルが人気

  •  MZ(ミレニアル+Z)世代を中心にブランド品の需要が増加し、ブランド品レンタル市場が注目を集めている。MZ世代はブランド品を通じて富をアピールするというよりも、自己表現の手段と考えており、合理的にブランド品を経験しようというトレンドが拡大しているものとみられる。

     REEBONZは12月24日、2021年のブランド品レンタルサービス「レントイット」の売り上げが前年に比べ3倍以上伸びたと発表した。レントイットは韓国国内において業界で初めて、ブランド品を短期レンタルで体験したり、サブスクリプション形式でレンタルできるサービスを開始した。
  •  REEBONZの関係者は「所有よりも、ほかの人たちと差別化された経験を優先するMZ世代は、ブランド品をすぐに購入するのではなく、まずレンタルサービスを通じて使ってみることを楽しんでいる」とした上で「ブランド品レンタルを申請する20-30代が次第に増えている」とコメントした。

     ブランド品市場は新型コロナウイルス感染症が拡大した後、リベンジ消費ブームで急成長した。市場調査会社ユーロモニターによると、前年の韓国国内のブランド品市場規模は14兆9964億ウォン(約1兆4468億円)だった。2015年の12兆2100億ウォン(約1兆1778億円)と比べると、22%成長したことになり、2021年の韓国国内のブランド品市場は15兆ウォン(約1兆4472億円)を超えるものとみられる。

     ブランド品消費ブームの中にはMZ世代がいる。MZ世代はコストパフォーマンスを重視し、中古品を愛用したり、ブランド品を消費するときも、中古かどうかを重要に考えないことが分かった。韓国の中古市場規模が5兆ウォン(約4820億円)から20兆ウォン(約1兆9300億円)に急成長したことを考えると、中古ブランド市場も急速に成長するものとみられる。

    イ・グクヒョン記者
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