「体は家に、心は…」 地域の特産物の味&栄養たっぷりのHMR続々登場

  •  コロナ禍に「おうちご飯族」が増え、ホーム・ミール・リプレイスメント(HMR=調理済み食品)市場が急拡大している。

     韓国農水産食品流通公社(aT)が1月20日に発表したところによると、韓国国内のHMR市場規模は2016年の2兆2700億ウォン(現在のレートで約2180億円、以下同)から2019年には4兆ウォン(約3840億円)台に増えた。今年は5兆ウォン(約4800億円)台に達するものとみられる。

     特に、味もよく、体にもよいHMRの需要が増加し、食品業界は「地域の特産物」を活用したHMR商品を相次いで売り出している。

  •  外食企業トンギョンのカルビ専門ブランド「ソンチュカマコル」は「済州黒豚焼きHMR」2品を最近発売した。済州の農家との直取引を通じて、清らかな自然の中で育った黒豚を厳選し、商品化した。しょう油味と唐辛子味の2種類だ。

  •  CJ第一製糖が手掛けるグローバル韓国料理ブランド「bibigo」の人気HMR商品は満ちあふれている。そのうち「bibigoコンドゥレ(高麗アザミ)ナムルご飯」は地域の特産物を活用した商品で、2015年7月に発売された後、好評を得て、定番商品として定着している。自然豊かな江原道旌善郡、洪川郡などで生産されたコンドゥレを使っている。

  •  ロッテフードは2006年、「義城ニンニクハム」を売り出し、今も人気を集めている。地域相性次元で慶尚北道義城郡の特産物であるニンニクを刻んで入れたハムのブランドだ。ロッテフードはこの義城ニンニクハムを活用し、さまざまなHMR商品を発売している。まず、「Chefood義城ニンニクハム・キムチチャーハン」はいためたキムチと義城ニンニクハムを入れてつくったチャーハンだ。そのほかに「Chefood義城ニンニクハム・プデチゲ(部隊チゲ=ソーセージやハム、野菜を入れた辛い鍋料理)」もある。義城ニンニクハムと義城ニンニクフランクをたっぷり入れたプデチゲ商品だ。
キム・ジョンファン記者
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