世界ガス会議、コロナ禍でも韓国・大邱で開催

  • テーマ「天然ガス基盤の持続可能な未来」

     新型コロナウイルス感染症拡大により1年延期されていた韓国・大邱での世界ガス会議(WGC)が、5月23日から27日にかけて開催される。世界ガス会議が韓国で行われるのは今回が初めてだ。「ガス産業オリンピック」と呼ばれる世界ガス会議がパンデミックの状況において開催されるということで、関心を集めている。

     およそ90年の歴史がある世界ガス会議は、世界エネルギー会議、世界石油会議と並んで世界3大エネルギー・イベントに挙げられる。大邱で開催される世界ガス会議は28回目のイベントだ。
  •  大邱で開催される世界ガス会議にはシェブロン、エクソンモービル、カタールガス、シェニエール・エナジーなど、ガスの供給を主導する90カ国余りのグローバル・エネルギー企業の代表団が出席する。出席者数は合わせて1万2000人ほどになる見通しだ。展示の場合は予約率がおよそ80%で、すでに3年前の米国ワシントンでの会議と同様のレベルを記録している。

     今回の会議はカーボンニュートラル、気候危機、エコエネルギーなど、持続可能な成長に対する関心がいつにも増して高い状況において開催される。今回の会議が、未来のエネルギー政策の動向を確認できる機会になるだろう。

     大型イベントを準備する大邱市では、参加者および観覧客が皆楽しめるイベントになるよう、会議の期間中にEXCO、主要ホテル周辺、市内の主要エリアでK-POPや国楽、ミュージカル・ガーラショーなどさまざまな常設公演を開催する。そのほかにも大邱市・慶尚北道地域の文化遺産ツアー、大型ショッピングセンター・マーケティング・イベントなどを開催する予定だという。

     クォン・ヨンジン大邱市長は「これまで太陽光、電気自動車の普及、エネルギー産業の育成に至るまで、グリーン都市政策を推進してきた」とした上で「今回のイベントを通じ、グローバルなグリーン都市・大邱のステータスが高まることになるだろう」とコメントした。
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