済州島は小さな山「オルム」の天国だ。噴火口がある小さな火山体・オルムは済州島に368カ所もある。そのうちの一つが「拒文岳」だ。
 拒文岳は海抜456.6メートルで、噴火口の連なりだ。全体に木々が生い茂り、岩石や土が特に黒みを帯びているため、拒文岳という名が付いた(拒文=コムンは韓国語で「黒い」という言葉と同じ発音)。見下ろしたときの絶景が実に美しいことで有名だ。ちなみに、拒文岳から眺める噴火口は「済州7大秘境」の一つ。
 拒文岳は世界文化遺産(2007年指定)であり、国の天然記念物(第444号)なので、立ち入れる人数を一日400人に制限している。

ホーム TOP