台風とアフリカ豚コレラの二重苦に見舞われている仁川・江華島が、災難被害を克服するために力を振り絞っている。目に見えて減少している観光客を増やすため、歴史・文化遺跡地が多い旧都心バスツアーを開発したのが、その代表的なものだ。

 江華郡は、11月まで毎週末「江華旧都心ストーリー・ウォーク・バスツアー」を実施する、と10月17日発表。文化観光解説者とともに江華邑の旧都心をめぐるもので、江華聖堂や朝陽紡績、ソチャン体験館などを訪れる。

 また、江華邑の路地を歩きながら江華の隠れた歴史や文化の物語を聞くことができる徒歩観光が楽しめる。コースはシムド織物の煙突からソチャン体験館まで2キロの区間で、1時間半ほど歩く。11月末まで毎週末、仁川交通公社2号線黔岩駅からバスが出発する。参加したい人は、希望日の2日前までに江華観光紹介ホームページで事前予約すればよい。

 バスツアーは江華邑で開催される各種イベント、コンサートなどと結び付け、より多くの楽しみ方ができる。10月26日には人気アーティストたちが出演する「10月愛コンサート」が開催される。

 江華郡の関係者は「江華は最近、台風や豚コレラで苦しんでいたが、今では観光に何の問題もない」とした上で「ウォーキングにピッタリの秋、路地をめぐりながらあちこちに隠れた江華の魅力を全身で感じていただきたい」と語った。

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