最近、気温30度を超える暑い日が続いており、早くも熱帯夜がやって来た。こうした中、暑いからと言って寝る前に冷水のシャワーを浴びる人が多いが、その場合、むしろ眠れなくなる可能性がある。 冷水が身体に刺激を与え、睡眠を妨害する可能性があるからだ。 中央大学光明病院家庭医学科のオ・ユンファン教授は「刺激的な冷水はノルアドレナリンなどのような興奮を誘発するホルモンの数値を高め、覚醒効果があり、睡眠を妨害し得る」とした上で「健康的な睡眠のためには、冷水のシャワーよりも、寝る前に40-42度くらいのお湯でシャワーを浴びることをお勧めする」と語った。

 そのほか、寝る前に冷たいビールを飲んだり、下着を着ないで全裸で寝ることも、お勧めしない。オ・ユンファン教授は「寝る前にアルコールを摂取すると、いびきや睡眠時無呼吸症候群など睡眠障害を誘発するリスクがある」とした上で「睡眠サイクルを不安定にし、健康的な睡眠に否定的な影響を及ぼしたりする」と語った。全裸で寝ると、体温調節が難しくなり、睡眠の質を低下させる。いくら暑くても、夜中には温度が多少下がるので、このとき無意識のうちにふとんを落としたり蹴とばしたりして、身体が大気にそのまま露出することになると、体温が急激に下がる可能性がある。特に、体温調節機能が低い乳幼児、高齢者、心血管疾患を抱える人たちは、全裸での睡眠を避けるのがよい。

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