年末年始を迎えるに当たり、休日やひんぱんな集まりなどが続くと、むしろストレスを感じるケースが多い。こうした年末のストレスが、税金納付によるストレスよりもひどいという研究結果が出た。 アメリカ心臓協会は、人々が納税期間よりも年末年始により大きなストレスを感じる、と12月18日(現地時間)発表した。仕事、家族、財政などの面でバランスを取りながらも、年末年始のさまざまなイベントに参加するために動くことが、むしろストレスを誘発するというわけだ。

 アメリカ心臓協会は、国内の成人1000人を対象に11月26日から12月4日にかけてアンケート調査を実施した。その結果、回答者のうち63%が、年末年始の方が納税期間よりも大きなストレスを感じると答えた。回答者の半分は、年末の連休が終わった後、ストレスを解消するのに数週間かかると答えている。こうした傾向は、特に母親たちに見られた。母親たちのうち4分の1以上が、連休が終わった後回復するまでに1カ月以上かかると回答した。 回答者の71%は、年末年始を過ごしながらむしろ休息や楽しさを享受する時間がないという点で、毎回後悔すると答えた。79%は、休日にほかの人のための特別な瞬間をつくるのにとても集中するあまり、自分のための時間を逃してしまったと回答した。 アメリカ心臓協会は「連休は健康的な習慣を後回しにすることを正当化しやすい期間だが、年末から年始にかけて健康を維持するためには、慢性ストレスやそのほかのリスク要因を管理することが重要だ」と主張している。

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