日本のメディアが最近、結婚を控えた女性たちの間で黒いウエディングドレスがはやっていると報じた。各メディアはこの流行について、黒いドレスを着た韓国のスターたちの影響で始まったとし、黒いドレスを着てウエディング撮影をした歌手Lady Jane、女性アイドルグループAOAの元メンバー、ユナがソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で公開した写真を紹介した。また、固定概念を崩し、それぞれの個性を生かした特別な結婚式を準備したいと思っている女性たちの意向が反映され、一段と人気を集めていると解釈した。

 色が持つイメージは、時代の社会像や個人の情緒によって変わる。白は純粋さ、神聖さなどを意味するが、以前韓国では葬式のとき着る服に白が使用されていたため、否定的な考えもあった。一方、黒は縁起がいいとして、おめでたい日に着ることもあった。 しかし、それぞれの個性や趣向が多様化している今の時代は、黒と言うと連想される死、恐怖、不安や暗闇といった意味よりも、落ち着いていて教養があり、自信があるイメージを思い浮かべる。

 特にウエディングドレスの場合、黒の縮小効果によってスリムに見せる体型補完、特有の上品で高級感のある雰囲気などが選好度を引き上げている。また、最近有名人たちが着て話題を呼んだのを受け、これを真似したいと思う大衆の心理的な面も作用しているとみられる。 カラーリストでアルムダウォ(美しいの意)カンパニーのイ・スンヨン代表は「黒は誰でも活用することができる色だが、黒が持つ上品さ、高級なイメージを誰もに与えるわけではない」とした上で「流行に乗るよりは、自分の長所を生かし、個性をうまく表現する方法を知って使用すると、大切な日に最も美しい主人公になることができる」とアドバイスした。さらに、自分を表現するために色ほどよい道具はないが、使い方を間違えるとむしろ逆効果になる可能性があるとし、「自分に似合う色をまず知って、衣装やメイクアップなどさまざまな外的表現手段を選択すれば、その効果が大きくなるだろう」と説明した。

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