米国ニューヨークの真ん中に韓国式「運転手食堂」が登場し、話題を呼んでいる。 20日(現地時間)、ニューヨークのロウアー・イースト・サイドに韓国語の看板を掲げた食堂がオープンした。 この食堂の名前は「運転手食堂」で、英文ではKisaと表記する。角に面しているこの食堂の外側には韓国語の看板が掲げられており、「トンナム交差点元祖運転手食堂」「定食専門。うわさの運転手食堂」などと書かれている。▶外国人に最も好まれている韓国料理2位はキムチ、1位は?

 ファインダイニング出身のシェフが仲間たちとともに経営し、世界的なモデルであるチェ・ソラの夫で写真家のイコベがブランディングに参加したという。 食堂側はホームページを通じ、「運転手食堂は、1980年代からタクシー運転手たちのお腹を満たしてきた韓国のゆったりした食堂だ。おいしくて安い食事で知られる運転手食堂は、味がよく財布にもやさしい正統派の韓国料理を提供する」と紹介している。

 この食堂では麦ビビンバ、豚肉いため、プルコギ(韓国風すき焼き)、イカいため定食などを販売。おかずとしてキムチ、ジャガイモの煮付け、エビのしょう油漬け、卵焼き、のり、緑豆こんにゃく和え、ソトクソトク(ソーセージと餅を串に刺した料理)などを提供している。価格は1品当たり32ドル(4950円)。 この食堂は、正式オープン前から大きな話題を呼び、米国の外食業専門メディア「Eater」など現地メディアを通じて注目されてきた。 ニューヨーク・タイムズは16日、運転手食堂オープンのニュースを報じた。同メディアは「韓国ではタクシー運転手のための、沿道にある食堂を運転手食堂と呼ぶ」とした上で「オーナーのユン・ジュヌ、チェ・ジェウ、キム・ヨンミン各氏は皆、韓国出身」と説明した。そして「ここには韓国のカレンダー、壁掛け扇風機、無料コーヒーマシンなど、ヴィンテージなものがある」と伝えた。韓国で生まれ、幼いころ米国アトランタに移住したチェ・ジェウさんは、Eaterとのインタビューで「『Kisa』を通じて、ニューヨークで正統派の韓国料理を経験してもらいたい」と語った。ユン・ジュヌさんは「情の精神を込めたい」とした上で「ただ韓国料理を提供するだけでなく、お客さまが韓国の精神、定食メニュー、韓国文化に対する愛を一緒に楽しめる、集いの空間になればと思う」とコメントした。

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