20年間守ってきた昔ながらの味が楽しめる焼き魚店
2016.02.23 14:12

 江原道江陵市注文津には20年以上も愚直に昔ながらの味を守り、ふとした時に無性に食べたくなる家庭の味が自慢の店がある。知る人ぞ知る、注文津の焼き魚専門定食店「シルビ焼き魚」だ。

 脂がのって身離れがいい魚を焼くと、その香りが食欲を刺激する。この店の焼き魚は口に入れた瞬間、外はカリッと香ばしく、中はふっくらと淡泊な味わいで、まさに魅惑のハーモニーを織りなしている。

 黄金色の焼き色が付いた魚と一緒に出てくるのは、塩辛や韓国のりを使った総菜。焼き魚を食べるときは、韓国のりにご飯を載せ、魚の身と塩辛を包んで食べると複雑で深い味わいに。その後にテンジャンチゲ(韓国風みそ鍋)をすすれば、後味もスッキリして絶品だ。

 食事の後、釜で炊いたご飯のおこげに湯を注いで飲むと、香り高いお茶のよう。店主が心を込めた総菜の数々と食欲をそそる焼き色に胃袋をつかまれること間違いなしだ。

■住所:江原道江陵市注文津邑海岸路1728
■メニュー:焼き魚定食 1万ウォン(約1000円)

朝鮮日報日本語版