■タッカルビ(鶏肉の唐辛子みそ炒め)
江原道春川市と言えばタッカルビが有名だ。さて、タッカルビには種類がある。鉄板の上で炒めるものと、炭火焼きだ。鉄板で野菜や餅などと一緒に炒めて食べるのが大衆的だとすれば、たれに漬け込んだ鶏肉の肉質と炭の香りで勝負する炭火焼きは、たれ好きたちが好む。鉄板で炒めるタッカルビは、味が標準化されていると言えるかもしれない。こちらは鶏肉自体よりも、麺や野菜、餅、うどんなど、好みに合わせて具材を追加できるのが魅力だ。
「明洞ウミタッカルビ」は、春川市民たちに人気の店の一つ。タッカルビ1人前1万1000ウォン(約1100円)。住所は春川市春川市嶺西路2345。一方、「サンホのタッカルビ別館」は炭焼きタッカルビで有名。炭焼き特有の香りと淡泊な味がマッチし、食欲をそそる。ボリュームたっぷりで、シメに食べられるみそ素麺(2000ウォン=約200円)が独特だ。テンジャンチゲ(韓国風みそ鍋)に素麺が入っている。タッカルビ1人前1万1000ウォン。南春川駅から近く、旅行前にしっかりお腹を満たすのもいいだろう。住所は春川市退渓洞677。
■マッククス(そば粉冷麺)
春川に来たら、さっぱりしたマックススも外せない。清平寺方面に向かい、「柳浦里マッククス」へ。肉だしスープではなく、トンチミ(大根の水キムチ)の汁で食べるのが特徴。具はのりと粉唐辛子、ゴマなどを混ぜたたれだけで、非常にさっぱりしている。麺はやや荒めにひいたそば粉を使用しており、そばの香りがいい。価格は6000ウォン(約600円)。住所は春川市新北邑貊国2キル123。市内の「南部マッククス」は、 「柳浦里マッククス」や江陵市の「東海マッククス」と並び、江原道3大マッククス店の一つといわれる。薬味には粉唐辛子や大根の漬物、キュウリの千切り、砂糖などを使う。濃厚なスープが口の中に広がる。価格は6000ウォン。住所は春川市春川路81番キル16。
■ベーカリー
九峰山カフェ通りを訪れたら、「ラトゥリエキムガ」に行ってみよう。多くのカフェが見晴らしをよくしようと頂上付近に集まっているが、この店は九峰山のふもとにある。しかし、駐車係が常に待機しているほど、いつも多くの客でにぎわっている。人気メニューはカマンベールイカスミ食パン(6000ウォン)。ふんわり柔らかいパンにカマンベールチーズなどが入っている。ベリーベリーミルスン(5000ウォン=約500円)、パン工場のモカクリームパン(7000ウォン=約700円)もよく売れている。なお同店が人気となり、原州市に2号店がオープンした。住所は春川市東面循環大路1154-18。一方、孔之川そばにある「ピース・オブ・マインド」は、イタリアのパンであるグリッシーニやフォカッチャがおいしいと口コミで広まった。キム・ジョンヒョンNAMYEUNG VIVIEN CORPORATION元代表理事が妻とともに始めた店だ。キムさんがこれまで集めた本やレコード、書画、骨董品などを見るだけでも楽しめる。住所は春川市春川循環路38番キル37。
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
Copyright (c) Chosunonline.com