■彦陽瓦屋プルコギ
蔚山市を代表するグルメと言うとなかなか思いつかないが、彦陽プルコギ(韓国風すき焼き)と言えば、多くの人がうなずくだろう。細かく切った牛肉を炭火で焼いて食べる彦陽スタイルのプルコギをしっかり味わうことができるのが「彦陽瓦屋プルコギ」。プルコギは前もって火を通したものが出てくるが、炭火で温めながら食べることができる。甘みのあるたれはくどくなく、肉は柔らかくて香ばしい。包み野菜として提供される彦陽のもう一つの名物、セリとの相性もバッチリだ。歴史を感じさせる瓦屋根の風情もいい。彦陽プルコギ1人前(180グラム)1万9000ウォン(約1900円)。
■咸陽家
蔚山には創業90年以上になるビビンバ店、「咸陽家」がある。1924年から4代続くビビンバがあるとは驚きだ。真鍮の器に盛られたビビンバには料理人のこだわりが感じられる。何と言ってもユッケと錦糸卵が目を引く。全て混ぜた後もしっとり感がキープされるのが特徴だ。牛肉と貝が入ったスープが添えられ、いっそう食欲をそそる。特に暑い日にピッタリのムクチェ(ところてんの和え物)も美味だ。柔らかいところてん、さっぱりしたスープについつい手が伸びる。 伝統ビビンバ1万ウォン(約1000円)、ムクチェ5000ウォン(約500円)。
■2番目においしい店
新亭市場にはテジクッパ(豚骨ベースのスープに豚肉とご飯を入れて食べる料理)通りがある。朴槿恵(パク・クンへ)前大統領が以前立ち寄ったことから、「2番目においしい店」では売り上げがアップした。ニラの入ったスープはさっぱりしている。釜山のテジクッパとは異なり、豚の頭の肉や膝裏の肉を使っているのが特徴。頭の肉は歯ごたえがある。この店のテジクッパはスープとご飯が別々に出てくる。テジクッパ6000ウォン(約600円)。
■長生浦クジラパン
長生浦クジラ文化特区を訪れた後は、手のひらサイズのクジラ焼きを味わいながら、クジラとの思い出に浸るのもいいだろう。ふんわりした生地の中に甘さ控えめのあんこが入っている。おやつやお土産にちょうどいいが、写真を撮ってソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に掲載する素材としてもピッタリだ。5個で3000ウォン(約300円)。
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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