風邪予防にピッタリ! 冬にオススメのお茶は?
2018.02.27 10:25

 寒く乾燥した日が続き、風邪に苦しむ人たちが増えている。特に今年の風邪はせきがひどく、一度かかってしまうとなかなか治らない人が多い。風邪を予防するためには普段からよく食べ、よく寝て、適度に運動をすることが大切だ。風邪っぽいときには無理な運動はやめ、ゆっくり寝るだけだけでも体調を回復することができる。また、水やお茶を飲んで水分を十分に補給するのも、風邪の予防および治療に役立つ。味がよく体にもいい、風邪予防にピッタリの冬のお茶を紹介しよう。

◆風邪予防に最強の「生姜茶」

 生姜の辛味は新陳代謝をアップさせ、血のめぐりをよくし、体を温める効果がある。生姜茶は体温を高めてくれ、昔から冬の風邪予防に最もピッタリのお茶として認められてきた。風邪予防の効果を高めるために生姜のほかナツメ、ネギ、ヨモギなどを一緒に煮つめて飲むこともある。生姜茶は消化機能が弱かったり冷え性の人にも効果的で、二日酔いの解消にもいい。ただし、胃潰瘍だったり熱のある人は避ける方がよい。

◆甘酸っぱく冬の代表「ゆず茶」

 ゆずにはビタミンCがレモンの3倍含まれており、老化や疲労を予防する有機酸も含んでいる。ゆず茶はのどの痛みを和らげ、せきを抑えるなど、せきの症状に卓越した効果があり、美肌にもいい。ゆずを皮ごと薄く切って砂糖やはちみつに漬けてつくるゆず茶は、食物繊維が多い具ごと食べるのがいい。しかし、あまり飲み過ぎると砂糖やはちみつのカロリーが高いため、ご注意を。

◆香しい「かりん茶」

 香りのいいかりん茶は、ゆず茶と同様、ビタミンCが豊富で風邪予防と美肌に効果的だ。特にかりんには肺を保護する成分が含まれており、気管支がよくない人に特によく、たんを抑え、のど風邪に卓越した効果がある。そのほかにもかりんは消化を促進し、下痢やつわりを緩和する効果があるが、腎臓や歯が弱かったり便秘気味の人は避けた方がいい。

◆ダイエットにもいい、最近人気の「ごぼう茶」

 内臓脂肪やコレステロールを下げ、ダイエット茶として知られるようになったごぼう茶。ごぼうに含まれるサポニン成分は免疫力を高め、風邪予防に役立つ、気管支炎によるせきを緩和する効果がある。血の巡りをよくし、体を温めてくれ、利尿作用を通じて老廃物を排出するのを助けてくれるごぼう茶は、便秘、生理痛、糖尿などにもいいとされている。

dizzo/朝鮮日報日本語版