ロケーションマネージャーに聞く、家族旅行にオススメのロケ地は?
2018.06.11 09:32

 今春の旅行週間には、ロケーションマネージャー(作品の求めるものに合わせてロケ地を探す専門家)が勧める全国のロケ地をさまざまなテーマに分けて紹介するプログラムがある。

 ロケーションマネージャーが勧めるテレビの中の観光スポットのうち、家族旅行にピッタリの場所を見てみよう。

◆ミュージアム・サン
江原道原州市

 江原道原州市の「ミュージアム・サン」はオークバレーの奥にある美術館で、美術館本館の外観がテレビに何度も登場している。俳優コン・ユが「Maxim KANU」のCMを撮影した場所であり、ドラマ『明日君と』でイ・ジェフンがシン・ミナにプロポーズをするシーンが撮影された場所でもある。

◆宮南池
忠清南道扶余郡

 忠清南道扶余郡にある宮南池は2015年、百済歴史地区として国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産に登録された。百済武王35年につくられた、韓国に現存する人工庭園のうち最も古い。武王と善花公主の恋の物語が伝えられているロマンチックな名所で、ドラマ『階伯-ケベク-』や『ラジオロマンス』が撮影された。

◆竹緑苑
全羅南道潭陽郡

 竹緑苑は潭陽郡がソンイン山一帯を整備し、2003年5月にオープンした竹林だ。朝鮮王朝時代を背景に活躍した義賊・一枝梅(イルジメ)の物語が竹林に吹き込む風と共に、日常に疲れた心身をリフレッシュさせてくれるような場所だ。竹緑苑は多くの映画やドラマに登場。代表的なものが『イルジメ-一枝梅-』だ。

◆老松亭宗宅
慶尚北道安東市

 慶尚北道安東市の老松亭宗宅(本家)は儒学者・李滉(イ・ファン)が生まれた家だ。宗家と大宗家から分立した宗孫たちの宿命が織り成す家族間の葛藤や誤解、そして和解の過程を描く映画『ブラザー』の物語は、映画のロケ地である老松亭宗宅が持つ史実的背景のおかげで、よりいっそう深みがあると評された。

dizzo/朝鮮日報日本語版