目の前にイルカの群れ! 済州・夕焼け海岸路
2018.10.15 11:31

 「イルカがたくさんいるね。こんな光景が見られるなんて」「イルカだ。願いがかなった!」

 済州道西帰浦市大静邑のシンド里とイルグァ里の間にある海岸道路「夕焼け海岸路」がイルカ観光の名所として浮上している。インターネット・ポータルサイトの旅行カフェやソーシャルメディアには、西帰浦沖を悠々と泳ぐイルカの群れを見たという目撃談がリアルタイムで相次ぎ寄せられている。蔚山にある国立水産化学院クジラ研究センターでは「ソーシャルメディアでリアルタイムに共有される『夕焼け海岸路・イルカ』の情報量が急速に増えている」と話している。

写真提供=国立水産科学院

 クジラ研究センターによると、夕焼け海岸路沖に群れで出没するイルカはミナミハンドウイルカだという。韓国国内では済州道沖だけに生息している。夕焼け海岸路沖のミナミハンドウイルカは10-70頭ほどの群れをなしている。済州道沖に117頭生息しているものとみられる。このうち、半分以上が西帰浦沖で群れをなして姿を見せているということだ。クジラ研究センターは「ミナミハンドウイルカは主に海岸から100-200メートルのところに生息している」とした上で「アジなどのエサを追って磯の近くまで来ることもよくあるため、夕焼け海岸路からたびたび目にすることができる」と説明している。

チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版