神秘的な海の世界を楽しめる海中展望台 /慶北・蔚津
2018.10.26 09:48

 慶尚北道蔚津郡に建設されている国立海洋科学教育館の「海中展望台」がベールを脱いだ。設置されるのは海洋科学教育館建設現場からおよそ400メートル離れた海上だ。

 海中展望台の構造物は重さ2450トン、高さ26.25メートルで、マンション8階に相当する。海中の環境条件を考慮し、防水および耐震機能を備えたコンクリート構造物が製作された。

 海洋水産部(省に相当)は7月25日、海中展望台の基礎施設を埋設。今後、この基礎施設の上に本体をのせる作業を実施する予定だという。

 海中展望台は国立海洋科学教育館から393メートル離れたところにあり、海上通路で結ばれ、海面から11メートルの高さから海を眺めることができるほか、水中6メートルのところに降りて海の中を見ることができるよう設計された。海中展望台には人工漁礁などを設置し、海の森をつくり、東海(日本海)の象徴でもあるクジラや独島(日本名:竹島)のアシカなどのオブジェも置かれ、見どころ盛りだくさんだ。

 また、展望台内部ではさまざまな海中映像を流し、海中VR体験プログラムなども実施し、海と海洋生態系に関する人々の関心を高めていく計画だという。

 海中展望台は来年7月までに構造物工事を完了し、内部の展示物構成を経て、2020年1月に一般に公開予定とのことだ。

dizzo/朝鮮日報日本語版