食品業界にもレトロブーム到来! 復古メニューが人気
2019.05.02 09:30

 食品業界では最近、「ニュートロ(ニュー+レトロ)」ブームが吹き荒れ、復古メニューを再解釈したさまざまな試みがなされている。特に、ただ昔の復古メニューをそのまま提供するのではなく、新しさを追求し、若い年齢層の攻略に乗り出している。

◆ユクスダン

 クッパ専門ブランド「ユクスダン」は、お年寄りが好んで食べそうな復古メニューであるクッパを若い客も楽しめるようにするため、さまざまなメニューを開発している。ユクスダンは全国の有名クッパをソウル式クッパとして開発して提供するため、牛骨スープを使っており、臭みを抑え、すっきりとしたクッパに仕上げている。さらに、若い客も負担なくクッパを楽しめるよう、最近では「焼き肉店のみそクッパ」や「海鮮サムギョプ純豆腐クッパ」などのように、慣れ親しんだ食材を使ったクッパを提供している。

◆プルミル

 乳製品メーカー「プルミル」は、昔から慣れ親しんでいるメニューの一つ、ミスカル(いろいろな穀物を粉にしたもの)を手軽に楽しめる「はちみつ入りミスカル牛乳」を発売。この商品は、玄米、大豆、麦、黒米、キビ、エゴマなど、体によい穀物に国産はちみつ、新鮮な原乳をベストの割合で配合しており、健康的な味を誇っている。ミスカルを牛乳と混ぜるわずらわしさをなくし、手軽さとレトロなパッケージデザインにより、発売と同時に大人気を集めている。

◆CU

 大手コンビニエンスストア「CU」は、1970-80年代の感性を弁当で表現。復古とともにコストパフォーマンスをアピールし、若い層を攻略している。「CU思い出の弁当」にはピンク色のハムやたこさんウインナー、練り物炒め、キムチ炒めなど、70-80年代に人気の高かったおかずが入っており、白米の上には目玉焼きがのっていて、量もたっぷりだ。さらに、一皿で提供されていた軽洋食店のハンバーグステーキを弁当で再現した商品「CU思い出の軽洋食」も発売し、好反応を得ている。

dizzo/朝鮮日報日本語版