北岳山・漢陽都城が5月から年中無休に、身分確認も省略
2019.05.13 10:07

 文化財庁と韓国文化財財団が、5月1日午前7時から北岳山・漢陽都城の探訪時間を年中無休とし、一日最大3時間まで大幅に拡大すると発表した。また、入場時には、それまで行われていた身分確認手続きも省略される。

 北岳山は百岳山という名前で1396年に漢陽都邑の主山とされ、その後、漢陽都城と城門の原型が最もよく保存されてきたエリアだ。1968年に武裝ゲリラ30人余りが大統領府(青瓦台)を襲撃するため侵入した、いわゆる1・21事態で全面的に統制されたが、2007年4月5日に開放され、市民たちのもとに戻ってきた。

 ただし、軍事作戦地域に当たる北岳山・漢陽都城は、定められた時間に身分証を持参して案内所に行けば出入り可能だった。したがって、間髪の差で遅く到着すると入場できず、戻らなければならないという、残念なケースがたびたびあった。

 5月1日から北岳山・漢陽都城は現在の開放時間より最大3時間、開放時間を延長し、月曜日休務制は廃止され、365日年中無休で運営される。開放時間は「春3-4月、秋9-10月は午前7時-午後6時」「夏5-8月は午前7時-午後7時」「冬11-2月は午前9時-午後5時」へと変更される。

 また、それまで実施されていた身分証の提示と簡単な申請書の作成手続きも省略される。三つの案内所では、出入り証さえ提示すれば通過することができる「スピードゲイト」を設置し、ひたすら探訪客の便宜が図られた探訪路として生まれ変わる。

 北岳山・漢陽都城探訪に関する詳しい情報は、北岳山・漢陽都城の案内事務所に問い合わせればよい。

dizzo/朝鮮日報日本語版