ソウルから近い仁川・蘇来湿地生態公園が生まれ変わる!
2019.06.13 09:21

 ソウルから最も近い干潟である仁川の蘇来湿地生態公園が、さまざまな干潟の生物や渡り鳥が生息する自然親和公園へと生まれ変わる。

 仁川市は6月6日、事業費31億ウォン(約3億1000万円)を投じ、蘇来湿地生態公園内に広さおよそ5万平方メートルの湿地「自然広場」を来年末までに造成すると発表した。湿地や塩生植物を復元し、クロツラヘラサギやシギなど野生の鳥類の生息空間を確保することで、さまざまな動植物が生息する場所としてよみがえらせるというわけだ。

 蘇来湿地生態公園は1970年代、全国最大規模の天然塩生産地だった場所だ。しかし、塩の生産が中断された後、引き続き陸化が進んでいる。特に、海水の流入量が減り、塩生植物の群落が縮小し、野生の鳥類の生息地や生態的多様性が減少していると指摘されている。市では韓国の代表的塩生植物であるアッケシソウなど15種5万7000本余りを植えて湿地を造成し、バードウォッチング・エリアや展示施設を設ける予定だ。アン・サンユン仁川大公園事業所長は「蘇来湿地は首都圏に残る数少ない大切な干潟生態空間。今回の事業で干潟の生物や渡り鳥など、さまざまな動植物を保存し、市民たちにもさまざまな海洋生態文化体験の機会を提供することができるものと期待される」とコメントした。

チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版