韓国で今、皮や砂肝など特殊部位を使った鶏肉メニューが人気
2019.08.17 10:03

 消費者たちの好みが多様化しているのを受け、外食業界では最近、鶏肉の特殊部位を使ったメニューが人気を集めている。ファストフードチェーンのKFCは最近、鶏皮揚げを売り出し、大人気を集めている。

 特に、鶏肉は1羽丸ごと食べてこそ本来の味が分かるという、昔からの固定観念を破り、最近では鶏肉の特殊部位だけを取り扱う店も続々登場している。

◆ミスルグァン「鶏皮揚げ」

 居酒屋チェーンの「ミスルグァン」は夏限定メニューとして鶏皮をカリッと揚げた「鶏皮揚げ」を売り出し、一風変わった鶏料理を提供している。「鶏皮揚げ」はこれまでの鶏唐揚げとは異なり、皮だけを揚げた後、たれで和えて食べるメニューで、一風変わった味を楽しむのはもちろん、つまみとしてもピッタリだ。ミスルグァンでは「鶏皮揚げ」のほかにも鶏足を使った「鶏足炒め煮」を提供しており、特別な鶏肉料理を楽しむことができる。

◆黄色い丸鶏「砂肝ポテトフライ」

 チキンフランチャイズ「黄色い丸鶏」では砂肝を揚げたメニューを販売している。この店の「砂肝ポテトフライ」は、コリコリした食感の砂肝と香ばしいポテトフライが調和をなしており、ビールのつまみとしてピッタリだ。量も豊富でコストパフォーマンスが高い。これは現在、同店の人気メニューの一つとして浮上しており、中華風に味付けた炒め料理「カンプン砂肝」も販売中。

◆ロッテリア「鶏排」

 ファストフードチェーンのロッテリアも最近、新商品として鶏むね肉を使ったメニュー「鶏排」を売り出し、注目を集めている。鶏排は、鶏むね肉を薄く広げて揚げたもので、外はサクサク、中はしっとりの食感、顔の大きさほどもあるビッグサイズが特徴だ。このメニューは若者たちの支持を受け、発売から短期間で売り上げ100万個を突破したほど人気が高い。

◆炭火に鶏:せせりなど特殊部位を使ったメニュー

 炭火鶏カルビ専門フランチャイズ「炭火に鶏」もさまざまな特殊部位を活用している。せせりなど顧客らが普段あまり接することがない部位をメニュー化し、特別感と一風変わった味を提供することで、鶏肉が好きな人を中心に注目を集めている。

ソ・ミヨン記者

dizzo/朝鮮日報日本語版