夜の王宮を歩く昌徳宮月明かり紀行、今年下半期は8月22日から
2019.08.22 09:32

 文化財庁宮陵遺跡本部と韓国文化財団が開催する「昌徳宮月明かり紀行2019」下半期のイベントが8月22日からスタートする。

 今回の「昌徳宮月明かり紀行2019」下半期のイベント8は月22日から10月27日まで、60回予定されている。また、「月明かり紀行」10周年を迎えるに当たり、「月明かり石けん(天然石けん)」や「昌徳宮ポーチ」が記念品として用意されていることから、よりいっそう特別感がある。

 入場券は8月14日午後2時からオークションチケットで販売。文化遺産保護と円滑なイベント進行のため、参加人数は1回当たり100人に制限されており、事前予約が必要。

 韓国人は1人2枚まで予約することができ、毎週木曜・金曜・土曜に観覧可能。満65歳以上の高齢者や障害者、国家有功者のため、計10枚(1人2枚購入可能)は電話予約(オークションチケット)もOK。また、外国人のため英語や中国語、日本語での解説プログラムが毎週日曜に実施されており、オークションチケットや電話予約で購入することができる。

 昌徳宮は朝鮮王朝時代、王たちから最も愛された王宮で、朝鮮の栄枯盛衰とともにあった王室空間だ。昌徳宮月明かり紀行は2010年の試験事業を皮切りに、今年で10年目を迎える。

 昌徳宮月明かり紀行は昌徳宮の正門である敦化門に集まり、伝統衣装を身にまとった守門将と記念撮影をしてから始まる。青と赤の布が張られた「青紗灯籠(とうろう)」を手に、解説者とともに暗闇に覆われた昌徳宮に足を踏み入れ、禁川橋を渡り、仁政殿や楽善斎、演慶堂など各殿閣をめぐる。演慶堂では伝統茶を味わいながら影絵芝居、パンソリ(韓国の伝統芸能の一つ)、伝統舞踊など、さまざまな伝統芸術公演を楽しむことができる。

 なお、「昌徳宮月明かり紀行2019」に関する詳細については、韓国文化財団ヌリジプを訪れるか、電話で問い合わせればよい。

dizzo/朝鮮日報日本語版