激辛料理でストレス解消!? 韓国でバンパイア・チキンなど続々新登場
2019.10.11 09:06

 麻辣味が人気を集めていることから始まった辛い味ブームが続いている。食品業界は、秋にも辛い料理の人気が続くものとみて、さまざまな商品が続々登場している。

 フライドチキンチェーンBBQは10月1日、「辛い味マニア」たちをターゲットに、バンパイアのように致命的な辛さの「バンパイア・チキン」を売り出した。「バンパイア・チキン」はBBQの「世界の味、試してみる?」シリーズの一環で開発されたもので、プロジェクト第1弾として米国ナッシュビル・スタイルの辛い味付けを採用。

 ブラッド・レッドソースで味付けた「バンパイア・チキン」は、辛さを3段階(第1段階:バーニング、第2段階:ブラッド、第3段階:ヘルゲート)に分け、消費者が選択できるようにした。そのうち第3段階のヘルゲートは、唐辛子の辛さを計る単位スコヴィル値(SHU)が1万4000SHU(自社分析値基準)に達する。

 「バンパイア・チキン」とセットで売り出されたサイドメニュー「バンパイア・ディップ」の「牙ポテト」は、バンパイアの尖った牙を連想させ、「ガーリックディップソース丸ごとポテト」はクリーミーなニンニクソースを使っており、辛さをやわらげてくれる。

 韓国で最も辛い商品の一つに挙げられる三養食品の「核プルダック(激辛鳥料理)炒め麺ミニ」はスコヴィル値が1万2000SHUだ。青陽唐辛子は一般的に4000-7000SHUで、最も辛いもので1万2000SHUである点から、「最強の辛さ」という表現も言い過ぎではない。

 新世界フードは2018年、マレーシアで1万SHUを超える超強力な激辛ラーメンを発売。魂が抜け殻になるほど辛いという意味のゴーストペッパーを使って作った「テバクラーメン・ゴーストペッパー・スパイシーチキン味」のスコヴィル値は1万2000SHUに達する。

 オリオンは最近、「麻辣」を意識した新商品「イカピーナッツ麻辣味」「高慢なナチョ麻辣味」の2種を同時に発売。「イカピーナッツ麻辣味」は香ばしいピーナッツと麻辣特有の辛さが、「高慢なナチョ麻辣味」はメキシコ風の香ばしいナチョスに辛い麻辣味を加えたのが特徴だ。

 一方、ドンチキンは今年8月、コメディアンのイ・ギョンギュとタッグを組んで開発した「ハニー麻辣チキン」を売り出した。「ハニー麻辣チキン」は舌がひりひりするような辛さの花椒と山椒を使って辛さを生かし、100%韓国産のはちみつで舌を癒す甘さを加えている。

dizzo/朝鮮日報日本語版