海に面した「ケモリの丘」、滝が見どころの「ススキ風の道」…秋を満喫できる平原
2020.10.17 11:22

 毎年「鳴声山ススキ祭り」を開催してきた京畿道抱川市と江原道鉄原郡にまたがる鳴声山では、平原をふんわりと覆うススキの群落を目にすることができる。抱川市内にある山井湖サンドン駐車場に車を置き、1時間20分ほど散策路や登山道に沿って歩くと、ススキ風の道に到着する。途中には、登龍竜の滝など見どころがある。今年のイベントは未定だ。

 自然に形成された平原ではないが、京畿道坡州市内にある臨津閣観光地平和ヌリ公園は、遮るものがなくすがすがしい眺めを誇る。フォトゾーンである「風の丘」だけでなく、周辺の丘陵地帯もピクニックを楽しむ人たちでにぎわう。週末に訪れれば、思う存分息を吸うことができる自由を味わえる。

 汚れなき自然環境を誇り、「韓国のガラパゴス」と呼ばれる掘業島(仁川市甕津郡)にあるケモリの丘は海に面しており、すっきりした気分を満喫することができる。まだ掘業島直航便はない。仁川港から船に乗り、徳積島を経由して行かなければならない。奇数の日と偶数の日の運航経路、気象状況によって船の運航スケジュールが変わるので、事前予約が必要だ。

 一方、都心のススキ祭りで有名なソウル市麻浦区上岩洞のハヌル公園は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、11月8日まで運営を中断している。祭りも今年は期待できない。文化財庁指定の天然保護区域、山林庁指定の山林遺伝子保護区であり、毎年5月半ばから10月末まで探訪予約制を通じてのみ限定的に運営されていた江原道麟蹄郡の大巌山公園内の竜湿地も、新型コロナウイルス感染症および野生のイノシシのアフリカ豚熱(ASF)拡大防止のため、探訪を暫定的に規制する。

パク・クンヒ記者

チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版