一人旅、リラクシャリー、週末旅行…2021年注目すべき旅行キーワード5選
2020.12.06 13:29

 新型コロナウイルス感染症拡大により、気軽に旅行することができない中、間もなく2021年を迎えようとしている。2021年には旅行トレンドがどのように変わっているだろうか。ブッキング・ドットコムが2021年のトレンドとして五つの旅行類型を発表した。

 今回の発表内容は、韓国人1000人を含む世界28カ国・地域の旅行者2万人以上を対象に実施されたアンケート調査の結果とユーザーの検索パターンおよび選好事項関連データを深層分析した資料だ。

◆一人旅

 2021年には、長いソーシャル・ディスタンス(社会的距離)の確保期間により疲れ切った心身を癒すため、一人旅に出掛ける人が多くなるものと予想される。実際に、新型コロナウイルス感染症が拡大して以降、「一人で旅行する計画」と答えた韓国人回答者が42%(グローバル30%)を占め、パンデミック以前(韓国人15%、グローバル17%)に比べ2倍以上増えており、目を引く。

◆旅行は「リラクシャリー(リラックス+ラグジュアリー)」

 今年は前例のないコロナ事態により旅行者が足止めされ、これからの旅行は日常ではなく「ラグジュアリー」なものになるものとみられる。韓国人回答者の場合、およそ63%(グローバル51%)が「日常を抜け出して休むことができる旅行を計画している」と答えており、「リラックス」しながら休むことができる旅行が「ラグジュアリー」なものと考えられるようになるだろう。

◆懐かしい人たちとの再会

 2020年にはソーシャル・ディスタンスの確保などが避けられず、家族や知人と長い間会えない人が増え、人に対する恋しさも大きくなった。特に韓国の場合、政府が「距離を置く秋夕(中秋節)」を勧めたため、遠く離れている家族や知人に会う代わりに自宅で名節を過ごす「アンタクト(Untact・非対面)秋夕」を過ごした人たちが多く、恋しさが募っているものと思われる。

◆ウィークエンド・トリップ

 海外旅行が一時的に難しくなったことを受け、週末を利用して短い旅行を楽しむ人たちが世界的に増えるものとみられる。韓国の場合、回答者の半分(50%、グローバル53%)が「2019年に比べ短いスケジュールで旅行に出掛ける」と主張し、来年にも海外よりは国内旅行に関心が集まる見通しだ。

◆グルメ旅行

 世界各地で旅行制限措置が緩和されてはいるが、韓国人旅行者の大部分(69%、グローバル53%)が海外旅行に対し、依然として不安を抱いていることが分かった。こうした動きの中、国内旅行が代案として浮上し、新しいグルメに重点を置いた国内グルメ旅行が台頭している。

dizzo/朝鮮日報日本語版