辛ラーメン、35年目にしてスープを捨てた…新商品は焼きそば
2021.07.14 09:19

 国民的ラーメンの「辛ラーメン」(農心)がスープを捨て、焼きそばとして生まれ変わった。

 農心は7月12日、辛ラーメンを発売してから35周年を迎え、「辛ラーメン焼きそば」を売り出したことを発表した。辛い味を好む人が増えている市場トレンドを反映し、辛ラーメンの辛さを新たに再解釈した新商品だ。

 農心が辛ラーメンの新商品の形態として焼きそばを選択した理由は、韓国国内はもちろん、海外でもスープのない麺が大人気を集めているからだ。実際に、昨年には映画『パラサイト 半地下の家族』に登場した「チャパグリ(チャパゲティ+ノグリ)」が世界的に人気を得た。また、オンライン上で「ロゼ辛ラーメン」「クジライ式辛ラーメン」など、辛ラーメンを汁なし麺として調理するレシピが話題を呼び、多くの消費者たちが焼きそば形態の辛ラーメンの発売を待ち望んでいた。

 農心の関係者は「消費者たちの高い関心に後押しされ、辛ラーメンの一味違う魅力が感じられる辛ラーメン焼きそばを発売することになった」とコメントし、辛ラーメン固有の「おいしい辛さ」を焼きそばとして具現したと説明した。また「誰でも負担なくおいしく食べることができる商品」と話している。

 なお、農心の辛ラーメン焼きそばは袋麺とカップ麺の2種類ある。農心は辛ラーメン焼きそばを7月20日から韓国国内で発売し、8月から輸出を開始する方針だ。

ソン・ジヨン記者

チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版