慶尚北道尚州市は洛東江フェサンの渡し観光地に「尚州宿屋」を造成し、3月17日から運営している。

　この宿屋は2001年に放送されたドラマ『商道ーサンドー』を撮影したセットを新たに整え、グルメ村に生まれ変わらせたものだ。

　フェサンの渡し観光地は擎天島、尚州堰、国立生物資源館などとともに尚州を代表する観光地で、多くの観光客が訪れているが、特色のあるグルメがやや足りないのが残念だった。

　今回オープンした尚州宿屋はクッパやビビンバ、タラのジョン（魚、肉、野菜などに味付けをした後、小麦粉をつけて油で焼いたもの）、手作り豆腐焼き、チャンチククス（韓国式素麺）、マッコリなど、さまざまなメニューで観光客を出迎える。

　おもしろく描かれた壁画はフォトゾーンとなり、観光客に思い出も提供する。

　チェ・ジェヨン尚州市観光振興課長は「グルメが不足していたフェサンの渡し観光地で、朝鮮時代から伝わる是議全書の復元飲食店『ペッカンジョン』をはじめ、新たにオープンした宿屋がシナジー効果をもたらし、新しい観光資源の役割を果たすものと期待される」と語った。

パク・ホンシク記者

NEWSIS／朝鮮日報日本語版

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