カクテルも今や、「コーヒーミックス」のように手軽に楽しめるようになった。
チョン・ユチャン代表が率いる食品メーカーは最近、粉末スティック形態のカクテル「トクテル」を開発し、市販に乗り出した、と6月10日に発表した。商品名のトクテルは、「ミックスをトク(ぽんと、の意)入れるとカクテルになる」という意味だ。
バーテンダーの資格を持つ食品工学専門の研究員たちが2年かけて開発した。トクテルミックスを酒に入れると、すぐにカクテル1杯ができ上がる。
これまで、カクテルを楽しむにはとても費用がかかり、準備するものや手順が複雑だった。しかし、今回発売されたトクテルを活用すれば、家庭でもお手ごろ価格で気軽にカクテルを楽しむことができる。
ウォッカとトニックウォーターを1対2の割合で混ぜ、トクテルを追加するのが最も代表的なレシピだ。
トクテルは焼酎とも相性がよい。ウォッカよりもアルコール度数が低い焼酎でも、トクテルを加えればすぐに希望する味のカクテルになる。
同メーカーの関係者は「度重なる臨床試飲の結果、味に対する消費者の満足度は期待以上だった」と話している。
トクテルには現在、「ピーチクラッシュ」味があり、今後「モヒート」や「ピニャ・コラーダ」など、さまざまな種類へと商品群を増やしていく方針だという。
チャン・シボク記者
NEWSIS/朝鮮日報日本語版
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