がんは一度に生じるものではない。がん誘発要素にたびたびさらされ、遺伝子の変異が数年かけてなされたとき、がんが生じる。がんの発生に遺伝的要素が影響を及ぼすことが知られているが、生活習慣に気をつけることも重要だ。日常の中のがん誘発要素のうち、四つ目は「漬け物」だ。
ピクルス、キュウリの漬け物のように塩漬けした野菜をたびたび摂取すると、食道がんを発症する恐れがある、という研究結果がある。
英国がんジャーナルによると、食べ物と食道がんの相関関係を調査するため、全34個の研究をメタ分析したところ、野菜の漬け物をたくさん食べると、食道がんの危険性が2倍ほど高かった。過度にしょっぱいものを摂取し続けることになると、食道が刺激を受けるからだ。
がん研究基金でも、野菜の漬け物など塩蔵食品を、がん発症の危険を高める要因とみている。漬け物を過度に食べることを避け、野菜や果物などさまざまな食品をまんべんなく摂取しなければならない。
ヘルス朝鮮/朝鮮日報日本語版
Copyright (c) Chosunonline.com