アルツハイマー病と診断される数年前から信用スコアが下がり始め、クレジットカードの支払い滞納も増加するという研究結果が出た。
アルツハイマー病は、認知症発症原因の約70%に達するほど、認知症を引き起こす最も一般的な退行性脳疾患だ。主に65歳以上の人にみられる。病気の原因はまだはっきりと分かっていないが、アミロイドベータという毒性タンパク質が過剰につくられ、脳に蓄積され、悪影響を及ぼすことが明らかになっている。
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米国ジョージタウン大学の研究チームは、メディケアデータと一体化された全国の代表的な信用報告データを活用し、70歳以上で構成された1万世帯を対象に、アルツハイマー病の診断と財政管理との関連性を調べた。
研究の結果、クレジットカードの支払い滞納の増加は診断の5年以上前に、ローンの延滞料は3年前に現れた。アルツハイマー病と診断されるまで、これらの状態は引き続き悪化した。アルツハイマー病と診断される1年前には、住宅ローンの返済が遅れる可能性が17%高くなった。クレジットカードの支払い滞納の可能性は34%高かった。
研究チームは「財政的な低下は、個人が経験している認知的な低下を反映している」とした上で「四半期ごとに信用スコアが引き続き低下し、滞納の確率が持続的に高くなる」と説明した。
一方、アルツハイマー病を予防するためには、健康的な食事と運動を維持する必要がある。特に、地中海食は認知症だけでなく、ほかのさまざまな慢性疾患を予防すると言われている。地中海食は▲野菜・オリーブオイル・全粒穀物・豆類・ナッツ類を多く▲魚・鶏肉を適度に▲赤身肉は少なく摂取するよう構成されている。これに▲読書▲日記など文章を書く▲ラジオを聞く▲ゲーム▲楽器の演奏▲コンピューター使用▲工芸品づくりなどを並行すると、認知力の活性化に役立つ。
この研究は「ニューヨーク連邦準備銀行」で発表された。
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チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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