SNSで話題の新ダイエット法「ラッキング」…いつでもどこでも簡単にできると言うが、その方法は?
2024.07.04 16:17

 「ラッキング(Rucking)」という運動法が、新しいダイエット方法として注目を集めている。

 16日(現地時間)、英国メディア「ザ・サン」がラッキングについて詳しく紹介した。ラッキングは、重い荷物が入ったリュックを背負って歩く運動だ。米軍で使用される言葉「ラックマーチング(Ruck Marching)」に由来する。ラックマーチングは、歩兵バッジを獲得しようとする新兵に、19.3キロメートルを最低15.9キログラムの装備を持って3時間以内に突破させるテストだ。一般人の場合、それぞれの身体能力に合った歩行距離とリュックの重量を設定して歩くと、ダイエット効果が期待できる。最近、TikTokでハッシュタグにラッキングが含まれた動画の再生回数が1900万回以上を記録するほど、多くの人が関心を寄せているテーマだ。ラッキングはほかの運動とは異なり、最小限の装備があればよく、ほぼどこでもできるという▲シンプルさ▲やりやすさ▲効率性が特徴だ。

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写真=UTOIMAGE

 リュックを背負って歩くと、重さに耐えるために全身の筋肉がより多く使われる。そのため、ラッキングをすることでウォーキングという有酸素運動に筋肉運動が加わり、一度に行うことができる。筋肉細胞が活性化される分、荷物を持たないときに比べ多くのカロリーを消費することができ、心血管系の循環もスムーズになる。実際、オーストラリア・マッコーリー大学の研究チームによる研究の結果、10週間ラッキング運動をした成人はラッキング前に比べ、筋力、心肺持久力などの身体能力が大幅に向上したことが確認された。重い荷物を持つ運動なので、ラッキングは高齢者には適さないと思われるかもしれない。しかし、ラッキングは高齢者にも役立つ可能性がある。アイルランドの国立大学であるダブリン大学の研究チームは、65-74歳の高齢者に対し、それぞれに合った重さの荷物を持たせてラッキングをさせた。すると6週間後、下半身の運動能力が10%ほどアップしたことが確認された。

 ただし、必ず軽いものから始めなければならない。初心者の場合、体重の10%から始めるとよい。負担にならない程度に徐々に重量を増やしていけばよい。歩くときに耐えなければならない重量が増えれば増えるほど、足首、ひざ、尻、腰などに多くの負荷がかかることになる。また、バッグは肩ひもが太いリュックを使うのがよい。ストラップが細いと肩に大きな負担がかかり、肩にあざができる恐れがある。ウエストベルト付きのリュックを使用すると、肩への負担を軽減し、リュックの動きも最小限に抑えることができる。バッグの重量を増やすときは、最も重いものがバッグの底や腰の近くではなく、肩甲骨の中央あたりにくるようにしなければならない。腰への負担を軽減することができるからだ。ラッキングをするときは、楽な靴を履くことも非常に重要だ。重い荷物を持つと、足が耐えなければならない重さも増えるからだ。

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ヘルス朝鮮/朝鮮日報日本語版