新しい肥満症治療薬「ウゴービ」が最近、飲酒後に二日酔いを誘発するとして物議をかもし、あらためて注目を集めている。実際に一部の使用者たちの間では、ウゴービを投与した後、二日酔いがひどくなったという経験談が広まっている。果たしてウゴービと二日酔いの間に、実際に関連があるのだろうか。
ウゴービはGLP-1受容体作動薬で▲食欲抑制▲胃排出遅延▲インスリン分泌調節機能などがある。少ない量の食事だけでも満腹感を抱くようにし、自然と食事量が減り、結果的に減量効果を得ることができる。
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高麗大学安山病院家庭医学科のイ・アンナ教授は「ウゴービが二日酔い自体をひどくするという科学的な根拠はないが、経験的にそのような反応を訴える人がいる」と話している。さらに「ウゴービは吐き気、嘔吐、下痢、消化不良など、胃腸関連の副作用が生じることがあるが、飲酒による症状と重なると、体感上よりいっそうひどく感じる可能性がある」と説明した。このように、ウゴービの副作用と二日酔いの症状が重なると、一時的に症状がひどくなることがあることから、投与中は飲酒に格別な注意が必要だ。
実際に、ウゴービの主な副作用としては▲むかつき▲嘔吐▲消化不良▲低血糖などが挙げられる。ウゴービは素早く効果的な減量を可能にするが、使用を中断するとリバウンド現象が生じる恐れがあり、注意が必要だ。これを予防するためには、生活習慣の改善が必須と言える。
イ・アンナ教授は「(ウゴービ投与中には)筋力運動や息が切れる程度の運動を一週間に2、3回以上、並行しなければならない」と語った。食習慣の改善も重要だ。ご飯を食べる前に野菜やタンパク質を摂取してご飯の量を減らしたり、精製炭水化物を避けるのがよい。
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ヘルス朝鮮/朝鮮日報日本語版
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