韓国で今、タルトが人気

  •  見た目が華やかで、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に写真をアップする人も多いスイーツは、ストレス解消にも役立つ。

     農林畜産食品部(省に相当)と韓国農水産食品流通公社(aT)が発表した2016年国内外デザート外食市場調査結果によると、韓国のデザート外食市場規模は売上高基準でおよそ8兆9760億ウォン(約8677億円)で、前年比13.9%アップした。市場が拡大し、需要が増えたことを受け、コーヒーチェーン店でもデザート専門店に劣らぬタルト、ケーキ、ベーカリーなどを開発している。

     特に、コーヒーとよく合い、一人で食べても負担にならないサイズのタルトが人気を集めており、フルーツなどさまざまな食材をトッピングしたタルトが続々登場し、目を引いている。

    ■砂糖の代わりにココナッツシュガーを使用

  •  コーヒーチェーン店「DROPTOP」では、砂糖の代わりにココナッツシュガーを使用したタルトを売り出した。ココナッツシュガーは、一般的な砂糖の精製過程で除去される各種ミネラルを含んでおり、免疫力を高めるのに効果がある。また、ビタミンB1、B2、B3などを含んでおり、代謝を円滑にし、疲労回復にもいい。ここのタルトは卵、ピーカンナッツ、ブドウなどさまざまな食材を使っており、いろいろな味を楽しめる。

    ■外はサクッ、中はしっとりのフルーツタルト

  •  CJフードビルが手掛けるコーヒーチェーン店「A TWOSOME PLACE」では、薄いペストリーを何層にも重ね、サクッとした食感を生かした生地にアーモンドクリームやカスタードクリームをたっぷりぬったタルトを味わえる。外はサクッ、中はしっとりしているだけでなく、フルーツがたっぷりのっており、口の中に甘さと香ばしさ、フルーツのさわやかな味わいが広がる。マンゴー、ストロベリー、ピーチの3種類がある。

    ■ポルトガル伝統のタルト

  •  コーヒーチェーン店「Paul Bassett」では、甘くてやわらかいカスタードに新鮮な牛乳、卵を加えて作ったポルトガル式のタルトを販売している。ポルトガル伝統の味を楽しめるオリジナルタルトのほか、ミックスベリー、グリーンティー、チョコレート、パッションフルーツのタルトがある。

    ■ヨーグルトとタルトがドッキング

  •  デザートカフェ「YOGER PRESSO」では、サクッとしたバニラタルトにヨーグルトムース、生クリームをのせたストロベリー・ヨーグルト・タルト、プレーン・ヨーグルト・タルトを販売している。新鮮なイチゴをトッピングし、上から真っ白なシュガーパウダーを振りかけており、甘酸っぱい味を楽しめる。

    ■バナナの甘さそのまま

  •  ベーカリーチェーン店「PARIS BAGUETTE」では、バナナの風味が濃厚なバナナタルトを発売した。よく熟れたバナナと甘いカラメルソースを合わせたエッグタルトで、バナナのやさしい甘みとタルトのサクッとした食感を楽しめるのが特徴。

イム・ソミン記者
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