昨年、逆流性食道炎で治療を受けた患者がおよそ486万人に達する。患者たちは、寝ていても胸焼けの症状で夜中に何度も目が覚めてしまう。胃酸を含む胃の内容物が食道に逆流するからだ。
オランダ・アムステルダム大学の研究によると、左向きに寝ると胃が長く伸び、逆流した酸性物質が通過する時間が右向きに寝たときに比べ3分の1、上向きに寝たときの半分以下に減ったという。逆流性食道炎の患者たちが左向きに寝れば、もう少し熟睡できるというわけだ。