韓国の合計特殊出生率が経済協力開発機構(OECD)加盟38カ国で最下位になったことが分かった。韓国はOECD加盟国で唯一、合計特殊出生率が1.0に及ばなかった。
統計庁が8月24日に発表した「2021年出生統計」によると、韓国の昨年の合計特殊出生率は0.81だったとのことだ。これは前年(0.84)に比べて0.03の減少(-3.6%)だ。合計特殊出生率とは、1人の女性が妊娠可能だとされる年齢(15-49歳)の間に出産すると期待される平均出生数を意味する。
2020年の韓国の合計特殊出生率は0.84で、OECD最下位だった。韓国と共に下位圏にある国はスペイン(1.36)、日本(1.33)、ギリシャ(1.28)、イタリア(1.24)などだ。
合計特殊出生率が最も高い国はイスラエル(2.90)だった。次いでメキシコ(2.08)、フランス(1.79)、コロンビア(1.77)、テュルキエ(=トルコ 1.76)などが2位から5位までを占めた。
米国(1.64)は14位、英国(1.56)は21位、ドイツ(1.53)は24位だった。OECD加盟国の平均合計特殊出生率は1.59で、韓国の合計特殊出生率0.84は全体平均の半分程度にとどまっている。