韓国食品業界、人気メニューの再販相次ぐ…消費者の満足度アップ

  •  韓国食品業界が人気メニューを再び販売し、ファンシューマー(ファン+コンシューマー)の獲得に乗り出している。新商品に比べて認知度が高く、マーケティングが効果的で、消費者の要請を積極的に受け入れ、コミュニケーションを強化するという戦略と解釈される。

     弁当フランチャイズのハンソッは、今年上半期最大のヒットメニューである「チーズタッカルビ丼」を再び売り出した。6月に数量限定で発売したメニューだ。発売から十日で12万個売れ、追加生産に入るほど大人気を集めた。

  •  ポケモンパンも、ファンシューマー・マーケティングに成功した代表例だ。tvNで放送された『二十五、二十一』の主人公がポケモンパンを食べ、シールを集める姿が視聴者の注目を集め、SPCサムリプはポケモンパンを16年ぶりに発売した。

     マクドナルドは昨年発売した「昌寧ガーリック・バーガー」を再び売り出した。「Taste of Korea」プロジェクトの一環で発売された昌寧ガーリック・バーガーは、あっという間に全国で品切れ状態となり、1カ月の販売期間に158万個売れた。販売終了後にも昌寧ガーリック・バーガーの発売要請が相次ぎ、マクドナルドはこうした顧客の声援に応えるため、再販売を決定した。

     Paldoの「プヨソーダ」は再販から1年で累計販売1000万本を突破した。プヨソーダは、ニュートロ(ニュー+レトロ)トレンドに合わせて24年ぶりに再販売された思い出のドリンクだ。

     オットゥギは3月、人気商品「ジンビビン麺」をリニューアルし、「ジンビビン麺ベサメムーチョ」として売り出した。夏定番のメニューだったビビン麺が、四季を通じて人気メニューとなったことによるものだ。

     業界関係者は「消費者の要請により再販売された商品は、既存の顧客には思い出を呼び起こす効果を提供、新規の顧客には一味違った経験と楽しみを与えることができる」と話している。

    キム・ギョンヒ記者

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