ベッドで靴下を履いて寝る習慣…ゴキブリの菌まで移すことも

  •  疲れたという理由で、一日中履いていた靴下を脱がずにベッドで眠る人が多い。しかし、靴下にはゴキブリに見られる菌と同じ菌が付着している可能性が高く、その菌がマットレスに移る恐れがあるため、注意が必要だ。

     英国の寝具メーカー「MattressNextDay」は、午前7時から午後11時まで着用した靴下数足の菌を分析した。その結果、分析した靴下の半分から緑膿菌が発見された。緑膿菌は、ゴキブリやゴキブリの排泄物から発見される菌だ。免疫力が落ちている人は、緑膿菌に感染しやすく、気道や尿道に炎症が生じる可能性がある。肌が敏感な人は、発疹が生じることもある。

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    ▲ 写真=UTOIMAGE

     英国の「Dr Fox Online Pharmacy」に所属するデボラ・リー博士は「特に糖尿病、がん、新生児など免疫力が低い人は緑膿菌感染ハイリスク群」とした上で「ベッド内は温かいだけでなく、人が汗をかくため、緑膿菌以外にも黄色ブドウ球菌、大腸菌などが繁殖しやすく、注意が必要だ」と話している。

     従って、日常生活中に着用していた靴下は必ず脱いでからベッドに上がらなければならない。ただし、洗濯したきれいな靴下を履いて寝ることは、健康に役立つかもしれない。寝る前には体温が下がるため、手足が冷たい人は眠りにつくまでに一段と時間がかかるかもしれないからだ。ベッドで靴下をはいていた人は7.5分早く眠りにつき、32分長く寝て、夜に目が覚めることが7.5倍少ないという研究結果がある。

イ・ヘナ記者
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