男性も年を取ると生殖能力が低下する

  •  女性は30代半ば以降、卵子の質が低下し、妊娠しにくくなるが、男性は年を取っても生殖能力をある程度維持すると言われているが、実際には男性も年を取ると精子の運動性が低下するなど、生殖能力が低くなることが分かった。男女とも1歳でも若いときに出産を試みた方が、円滑な妊娠・出産がかなうということだ。

     車医科学大学江南車病院泌尿医学科のソン・スンフン、イ・テホ両教授は、男性の年齢による生殖能力低下の可能性を確認したという内容の研究論文を、大韓泌尿医学会の公式ジャーナル最新号に掲載した。

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    ▲ 写真=UTOIMAGE

     研究チームは、年齢が高まることによる男性の生殖能力への影響を評価するため、外形的に健康な35歳未満の男性と45歳以上の男性の精液や血中生殖ホルモンなどを比較分析した。

     研究の結果、45歳以上の男性は35歳未満の男性に比べ、精液量の減少、精子の運動性低下、生殖ホルモンの数値の差が見られ、男性も年を取るにつれて生殖能力が低下する可能性が確認された。

     ソン・スンフン教授は「不妊の30-40%は男性側に原因があり、高い数値を占めているが、目に見える形態であらわれず、男性の不妊問題に対する認識は相対的に低い」とした上で「健康に見えても、男性も結婚前に精液の検査など、生殖能力の検査を受ける必要がある」と話している。

キム・チョルジュン記者
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