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18歳のとき肺に穴が開いた米国人女性、原因は電子たばこ?

  •  電子たばこを吸い、18歳の若さで肺に2度も穴が開いた米国人女性が話題を呼んでいる。

     米紙ニューヨーク・ポストは3月24日、米国ウィスコンシン州オークレアで医療補助員として勤務しているカーリー・オズカートさん(20)のケースを紹介した。カーリー・オズカートさんは2018年、学校の友人たちが電子たばこを吸う姿が格好よく見えたことから電子たばこを吸い始めたが、当時カーリー・オズカートさんの年齢は15歳だった。カーリー・オズカートさんは次第に電子たばこに対する依存度が高くなり、一日平均およそ600パフの電子たばこを吸っていたと告白した。3年が過ぎた2021年11月、カーリー・オズカートさんは職場のトイレで電子たばこを吸いながら、体に異変を感じるようになった。カーリー・オズカートさんは当時の状況を振り返り、「突然背中の筋肉が引っ張られるような感じがして、1時間くらいたつと呼吸が荒くなった」と語った。しかし、カーリー・オズカートさんはその症状を単なる筋肉の凝りだと思い、病院に行かなかった。結局、痛みだけでなく呼吸困難に陥り、救命救急センターを訪れた。

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  •  病院で検査を受けた結果、カーリー・オズカートさんは右肺の側面に穴が生じ、その穴のせいで肺が50%しぼんだ状態(肺虚脱)だった。幸い、当時は注射による治療を受けた末、肺をもとの大きさに戻すことができた。しかし1年後、再び肺の虚脱を引き起こした。カーリー・オズカートさんは再発を防ぐため3カ月間にわたり禁煙も試みたが、禁煙に失敗すると同時にひどい風邪を引き、2度目の肺虚脱を経験した。カーリー・オズカートさんは肺の手術を受け、峠を越したが、医師から40歳までに死亡する可能性もあると言われた。

  •  肺虚脱は肺の中の空気がもれ出て肺がしぼんでしまう疾患だ。主に気胸や無気肺が発生する場合、肺虚脱を引き起こす恐れがある。特に、肺虚脱が起きたとき肺に穴が開いているなら、気胸の疑いがある。気胸の症状には▲胸の痛み▲呼吸困難▲チアノーゼなどがある。気胸の原因には喫煙も含まれる。実際に、交通事故などによる外傷性気胸とは異なり、自発性気胸の場合、喫煙者の比率が高く、喫煙が気胸の代表的な原因の一つと推定される。

     カーリー・オズカートさんは2度の廃虚脱を経験した後、電子たばこをやめ、現在も吸っていないと打ち明けた。カーリー・オズカートさんは「喫煙がよいものではないということを最初から知っているべきだった」とした上で「わたしより1、2歳若い知人たちに、喫煙はすべきではないと言いたい」と語った。

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イ・ヘナ記者
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