妊娠中にダイエットコーラを飲むと、糖尿病のリスクが高まるという研究結果が出た。
東フィンランド大学公衆衛生・臨床栄養研究所のアニ・クコネン教授の研究チームは、妊娠した女性2214人の妊娠初期(妊娠14週以前)の食品摂取調査資料を基に、妊娠中のコーヒー、コーラ、カフェインの摂取が妊娠糖尿病と関連があるのか分析した結果を学術誌「Primary Care Diabetes」最新号に発表した。
研究の結果、一般的な加糖コーラは妊娠糖尿病のリスク上昇と関連はないが、低カロリーのダイエットコーラはかなり影響を及ぼすことが分かった。ダイエットコーラを一日平均33.3ミリリットル以上飲む女性は、これより少ない量を飲んでいる女性に比べ、妊娠糖尿病のリスクが30%高かった。
妊娠24-28週にみられる妊娠糖尿病は、妊娠した女性の3-9%が患っている。放っておいた場合、妊娠中毒症のてんかんにつながる可能性があり、母親だけでなく生まれた子どもも後で糖尿病を発症するリスクが高まる可能性がある。