カナダの50代女性が「プランク」最長記録を更新した。
3月27日(現地時間)、ギネスワールドレコーズによると、カナダ人女性ドナジーン・ワイルドさん(58)は4時間30分11秒で女性プランク最長記録を打ち立てたという。これまでのタイムをおよそ10分上回っている。
プランクは、うつ伏せになった状態で身体を前腕・ひじ・つま先などで支え、姿勢をキープして筋肉を鍛える体幹トレーニングの一種だ。ギネス記録を達成するためには前腕・ひじ・つま先を除くすべての身体部位を地面から離したまま、身体を一直線にキープしなければならない。記録の測定は、ギネスワールドレコーズの公式認定員が見守る中、行われる。
ドナジーン・ワイルドさんは挑戦を終えた後、「ひじがすごく痛い」とした上で「フォームが崩れるのが心配だった。ずっと張っていたので、大腿四頭筋も痛い」と語った。さらに「最初の2時間は早く過ぎたと感じたけれど、その後の2時間はもっとずっと大変だった」とした上で「最後の1時間は大変で、集中してフォームを保つだけで必死だった」と説明した。
12年前、手首を損傷したドナジーン・ワイルドさんは、ウエイトトレーニングやランニングの代わりに、毎日最長で3時間ずつ、プランクをしてきた。プランクの姿勢で映画を見たり、本を読んだり、大学院の勉強をしたりもした。記録挑戦の準備期間には、3時間を2セット、計6時間までトレーニング時間を増やした。ドナジーン・ワイルドさんは「プランクをしながら本を読んだり、他のことをしたりすることができたので、好みのトレーニングになった」と語った。
ドナジーン・ワイルドさんは自分がギネス記録を打ち立てたことについて「まだ信じられない。まるで夢のよう」とコメントした。これから記録に挑戦する人たちに対しては、「練習し続けて、トライし続けることが大事」とした上で「資料を読んだりパソコンで作業をしなければいけないなら、床に持ってきて(プランクをしながら)床でやればいい」とアドバイスした。
ちなみに男性によるプランク最長記録は、チェコ出身のヨーゼフ・サレッキさんの9時間38分47秒だ。