【ヘルス朝鮮】性感染症の症状は生殖器の周辺だけに現れると思いがちだ。しかし、思いがけない身体の部位に感染による症状が現れることもある。
◇手のひら・足の裏
梅毒に感染すると、性器の周辺など、病原体が侵入した部位に硬くて丸い潰瘍ができる。この症状が消えてから数週間、あるいは数カ月後に全身に発疹が現れる。発疹は赤色または褐色を帯び、通常はかゆみがない。特に手のひらや足の裏に多く現れる。こうした症状とともに発熱、咽頭痛、頭痛、筋肉痛などが現れたり、眉毛や髪の毛の一部が抜けたりすることもある。症状が消えたとしても、必ず治療を受けなければならない。体内に梅毒の病原体が数年間潜伏し、中枢神経系、目、心臓、血管、肝臓、骨などに侵入して臓器を損傷する可能性がある。病院では血液検査を行い、ペニシリンを注射して治療する。感染の段階や他の臓器への侵入の有無によって、治療方法や回数は異なる場合がある。
◇口・目
喉がかゆくなったりヒリヒリしたりし、飲み込みにくい咽頭痛の症状が現れた場合は、淋病の可能性がある。感染者の生殖器の分泌物が手を介して目に触れると、淋菌性結膜炎を発症することもある。「医学微生物学ジャーナル(Journal of Medical Microbiology)」によると、淋菌性結膜炎になると目の周囲に痛みや炎症が現れ、まぶたが腫れたり、膿性の分泌物が出たりする。治療が遅れると角膜穿孔が起こる可能性があるため、できるだけ早く治療を開始する必要がある。淋病の潜伏期間は通常2~7日だが、翌日に症状が現れる場合や、1カ月後に現れる場合もある。淋病は症状がなくても感染している可能性があるため、一方が感染した場合は、パートナーも一緒に検査と治療を受ける必要がある。尿検査や感染部位から分泌物を採取して検査し、抗生物質を用いて治療する。
◇肛門・直腸
性器や膣だけでなく、肛門や直腸にも症状が現れる。米国疾病予防管理センター(CDC)は、性感染症による直腸炎の主な原因として、梅毒、淋病、クラミジア、ヘルペスを挙げている。淋病やクラミジアの場合、肛門がかゆくなったりヒリヒリしたりし、排便時に痛みが現れる。梅毒は、痛みのない潰瘍が3~6週間続くのが特徴だ。ヘルペスでは肛門の近くに水疱ができる。水疱が破れると痛みを伴う潰瘍が残り、完全に治るまで1週間以上かかることがある。こうした症状がある場合は、産婦人科や泌尿器科を受診して検査を受けることが勧められる。コンドームを使用することも重要だ。
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