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韓国大企業社員の平均年収3位はサムスン電子…1位は?
昨年、韓国国内の主要企業のうち役員ではなく部長以下の一般社員の平均年収が最も高いのはメリッツ証券で、一人当たり平均1億4249万ウォン(約1380万円)を手にしていることが分かった。メリッツ証券を含め一般社員の平均年収が1億ウォン(約970万円)を超えたのは全8社だった。昨年の一般社員の平均年収が前年に比べ最もアップしたのは、上昇率35%を記録したカカオだった。
朝鮮日報と企業分析専門会社CXO研究所は、韓国取引所の分類基準によって主要12の業種別売り上げ上位10社ずつ、全120社が最近公示した2020年事業報告書の賃金内訳を分析した。事業報告書にある役職員数ではなく、雇用保険統計などを活用し、休職者などを除き実際に賃金を手にしている社員の数を算出し、分析している。これらの企業の一般社員の平均年収は8305万1000ウォン(約805万円)だった。
最近公開された企業家最高年収ランキングは、大企業オーナーやインターネット・ゲーム業者の経営陣が多数含まれている。しかし、役員以外で俗に平社員と呼ばれる一般社員の年収に関しては、金融会社が上位に多数名を連ねた。1位のメリッツ証券に続いて2位はNH投資証券だった。そのほかトップ10に未来アセット大宇(1億1654万ウォン=約1130万円)、サムスン生命(1億439万ウォン=約1010万円)、サムスン火災(9684万ウォン=約940万円)もランクイン。金融会社以外ではサムスン電子(1億2079万ウォン=約1170万円)、SKテレコム(1億1384万ウォン=約1100万円)、Sオイル(1億684万ウォン=約1035万円)などが含まれていた。グループ別に見ると、サムスンの系列会社が10社のうち4社だった。