気になるデータ:1世帯当たりの図書購入費、歴代最低に
2017.06.28 09:47

 2016年の1世帯当たりの図書購入費は1カ月平均1万5335ウォン(約1530円)で歴代最低を記録した。

 統計庁によると、全国の二人以上の世帯の図書購入費は16年に月平均1万5335ウォンで、前年(1万6623ウォン=約1660円)比7.7%減少したという。16年の月平均図書購入費は、文化体育観光部(省に相当)が集計した同年の新刊単行本の定価平均(1万8108ウォン=約1810円)より低く、1世帯当たり1カ月に1冊も購入していないというわけだ。

 図書購入費は10年に月平均2万1902ウォン(約2190円)を記録した後、12年に初めて2万ウォン(約2000円)以下にダウンし、16年には1万5000ウォン(約1500円)台となり、下がり続けている。

 月平均図書購入費は所得や教育のレベルによって差があるようだ。所得下位20%の世帯は月平均4698ウォン(約470円)、上位20%の世帯は2万6928ウォン(約2690円)で、5.7倍の差が生じている。また、世帯主が中卒以下の世帯は月平均2790ウォン(約280円)、高卒の世帯は1万2384ウォン(約1230円)、短大卒以上の世帯は2万3117ウォン(約2310円)で、教育レベルが高いほど本をよく購入していることが分かった。

dizzo/朝鮮日報日本語版