今年で創業34年の有名中国料理店・賀琳覚(ソウル市鍾路区)が、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で営業を暫定的に中断した。
賀琳覚の建物の入り口には1月2日、営業終了を知らせる案内文が貼られていた。
賀琳覚は案内文で「1カ月2億ウォン(約1890万円)の高額賃貸料と深刻なコロナによる経営悪化により、2021年1月1日から賀琳覚の営業を終了する」としている。営業中断はオープン以来初めてだ。
営業終了を知らせる案内文とは別に、賀琳覚のナム・サンへ代表は聯合ニュースとのインタビューで「廃業ではなく臨時中断」とコメントした。ナム・サンへ代表は「商売が全くダメで、営業すればするほど赤字」とした上で「仕方なく、コロナが終息するまで営業しないことにした」と打ち明けた。
賀琳覚は最大で3000人を収容できる大規模な中国料理店だ。政界の有力者たちもたびたび利用しており、政党のワークショップや昼食会、懇談会など、さまざまなイベントが行われてきた。
インターネットユーザーたちは賀琳覚が営業中断するという知らせに「有名店だってこうなのに、普通の自営業者は耐えられない」という反応を示している。ポータルサイト「ネイバー」の記事コメント欄には「小規模自営業者はもっと深刻な状況」「今や経済不況の本当の始まり」などという書き込みが寄せられている。
ホ・ユジン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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