世界で殺人事件が最も多い都市…10カ所のうち7カ所がメキシコ
2024.03.12 13:30

 メキシコ・セラヤが「世界で最も殺人発生率が高い都市」という不名誉な記録を打ち立てた。

 4日(現地時間)、英国メディア「デイリー・ミラー」は、メキシコ・セラヤが2023年基準で人口10万人当たり殺人発生率1位を記録したと報じた。今回の調査では、戦争中の国々は対象から除外された。

イラスト=UTOIMAGE

 セラヤはメキシコのグアナファト州にある都市だ。世界的な市場調査会社スタティスタによると、セラヤの昨年の殺人発生率は、人口10万人当たり109.4件だった。

 メキシコはセラヤをはじめ7都市がトップ10に名を連ねた。ティフアナが05.2件で2位を占め、以下▲シウダー・フアレス(103.6件、3位)▲シウダード・オブレゴン(101.1件、4位)▲イラプアト(95件、5位)▲エンセナーダ(90.6件、6位)▲ウルアパン(72.6件、8位)の順だった。

 メキシコ以外では米国セントルイス(87.83件、7位)、ブラジルのフェイラ・デ・サンタナ(67.46件、9位)、南アフリカ共和国ケープタウン(64件、10位)がトップ10に入った。

 上位に名を連ねたのは大部分、ラテンアメリカ地域の都市だった。これらの地域では麻薬・武器の密売、ギャング抗争などにより暴力事件がたびたび発生している。メキシコの場合、2020年に組織犯罪関連の殺人事件が2万8000件以上登録された。米国セントルイスは貧困率が高く、麻薬関連犯罪も多い場所として知られている。

 なお、韓国の殺人発生率は人口10万人当たり1.3件で、経済協力開発機構(OECD)加盟国・地域平均の半分に相当し、米国の5分の1水準だ。

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ヘルス朝鮮/朝鮮日報日本語版